早くも帰国の日となってしまい、12時までの午前中だけがフリーである。しかし、免税店で酒も買ったし、職場へのみやげのチョコも買ったし、時間も無いので、残りの時間は市電を端から端まで乗るだけにした。市電はすべて2階建てなので、当然2階の先頭部分に陣取って展望を楽しむ。まずは市電の東の端、シャウケイワン(漢字が出ない)へ。ここは住宅街のような市場のような、とにかく活気のある商業の街という感じである。少しぶらついて、めざとくスーパーを見つけたので、いろいろ見てまわる。どのような物が高くてどのような物が安いかわかる手っ取り早い場所でもあるから、スーパーに行くのも海外旅行の目的だったりする。
ここは地下鉄の駅が目の前にあるので、一度上環まで地下鉄で進んでから、今度は市電で西の端堅泥地域をめざした。日曜日ということもあり、青空市場が出ているようで、人々でごった返していた。その数は半端な数ではなく、道がびっしり埋め尽くされるほど。ここへ夜くると、スラム街のような危険な感じがするそうであるが、そんなことはみじんも感じさせないほど活気あふれる道(街でない!?)であった。
2カ所の街を見てまわって戻るだけですでにお昼となりタイムアウト。これで香港ともお別れか。パック旅行のため、帰りも空港まで送ってくれるし、搭乗手続きもやってもらえるので楽々。なんといっても、リコンファームをしなくていいのが良い。空港内で、記念に残す香港ドル札数枚を残して全て使いきり、香港の街を見おろしながら、成田へ向けて飛び立った。
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