'17GW ミャンマーへの旅 その06 - ヤンゴン

5月4日(木)
Heho9:25(9:35) K7-201 10:35(10:55)Yangon
シュエダゴン・パゴダ、ボージョーアウンサンマーケット
Yangon21:45 NH814
5月5日(金)
6:50成田

昨日最大の目的を達成し、いよいよ最終日。7時に出発で、それまでに朝食を食べる。昨日とはずいぶんメニューが違っていて、さすが高級ホテルという感じである。車で一時間走って空港に向かう。

へーホー空港

空港は掘っ立て小屋で無人駅のようなたたずまい。こんなところで飛行機が遅れたら時間をつぶすだけでも大変だが、今日の飛行機はほぼ予定通りに出発した。いつも通り機内食が付いていて、一時間でヤンゴンに戻ってきた。

シュエダゴン・パゴダ

ヤンゴンは初日に経由しただけなので、最終日にしてヤンゴン最大の見所であるシュエダゴン・パゴダに向かう。予定では昼食後に向かう事になっていたが、少しでも暑さが楽なうちに行こうということで、順番を入れ替える。本来は、ミャンマーに来たら最初にここに来て、おぉーとなるはずだが、もはや寺を巡りすぎてお腹いっぱい。あまり感動はない。中央の巨大なパゴダを中心に、周囲を仏像がいくつも囲んでいるのが見所である。ラオスで見た、クメール様式のタートルアンに似ているなと思った。

シュエダゴン・パゴダ

様々な仏像がたくさん並んでおり、相変わらず、電飾の後光が差している仏像もある。入り口は複数あるので、適当なところから入って、適当なところで出ても良いのだが、靴が置いていあるので、結局一周するしかない。

シュエダゴン・パゴダ

避暑地のような高原から戻ってきた身としては、このすさまじい暑さがこたえる。特に、タイルの暑さが半端無い。寺の中だから、当然裸足なのだが、タイルはとてつもなく熱くなっていて、数秒ももたない。一部は絨毯が引いてあるが、全てではないので、必ず熱いところを通らないといけないところも多い。まだ早い時間だから良いと言うが、十分にお昼になっていて、一番熱い時間では無かろうかと思う。寺を参拝したと言うよりも、足の裏の熱さとの戦いだった気がする。

シュエダゴン・パゴダ

周囲の仏像を眺めながら一周するのであるが、自分の生まれた曜日(水曜日だけ午前と午後に分かれて八曜)毎に、八方向でお参りするポイントがある。ミャンマーの人はスマホでその八曜がすぐわかるようなアプリを入れているので、それで自分の曜日を調べてもらって、そのポイントの仏像に水をかけてお参りする。

インドネシア料理

シュエダゴン・パゴダを一周してきたらやっと昼食である。今日はインドネシア料理ということだが、なんだか違いがもはやぜんぜんわからない。お土産を事前に申し込んでいたものをここで受け取ったのだが、ミャンマークッキーと言っても、日本人が作っているようなので、あまりミャンマーらしくなかった。

屋台

食事の後は、独立記念塔と元最高裁判所を見て回る。車を下車しての見学になっていたが、あまりの暑さに車から見るだけで素通り。どちらかというと、そのあたりにあった屋台の方が気になった。こういった屋台で食べる方が、東南アジアに来たという感じがするが、全部食事付きで連れ回される旅だと、こういったところに行けないのがつまらない。

ボージョーアウンサンマーケット

最後に、ボージョーアウンサンマーケットへ向かう。ヤンゴン最大のマーケットで、なんでもそろう。うるさい客引きが付いて回るが、当然無視。いろいろな雑貨やミャンマーの名産であるルビーなんかもあって面白い。40分くらいぶらぶらして、これで全ての日程が終了した。

このあと、高級ホテルコースらしく、出発までホテルのデイユースが付いている。汗だくの身としてはシャワーが浴びれるのはうれしくて、スーツケースを開けて、荷物整理の時間があるのもうれしい。休憩時間は二時間だったが、ゆっくりする間もなく、あっという間の出発だった。

空港に向かう途中で、最後の最後で大型スーパーに寄ってくれた。やはり、普通の人の生活が見えて一番面白い。粟おこしのようなミャンマーのお菓子があったり、値段も激安。小額紙幣がおつりでもらえるかと思ったが、もはやほとんど使っていないようで、端数はもらえなかった。途中で停電しても、皆何事もないように買い物を続けているし、最後になかなか味わい深い体験だった。

空港に到着すると、四日間つきっきりで一緒に回ってくれたスルーガイドともお別れ。チップとしては$10(1,200円)渡す。空港は新しいだけに店が少なく、がらんとした感じ。最後になにかミャンマー料理でも食べようかと思ったが、もうすぐ機内食が出るし、店もほとんど無いので、ひたすら飛行機の出発を待ち、搭乗するまでがとにかく長く感じられた。

ミャンマーはつい最近まで軍事政権で、どんな国かと思ったが、日本に近い感じで治安も良く、なんとも素晴らしい国だった。なるほど、日本人が最後のフロンティアとして、目を付けるわけである。今度は、個人旅行でのんびりぐだぐだする旅がしたいなと思った。


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【目次】
出発準備編
出発
バガン
ピンダヤ
インレー湖
ヤンゴン