'17GW ミャンマーへの旅 その04 - ピンダヤ

5月2日(火)
Nyaung U9:05(10:35) K7-242 9:45(11:15)Heho
ピンダヤ洞窟寺院
Novotel Hotel&Resort Inle Lake

リゾート

今日の出発は昨日よりも少し遅くなり、7時半の出発である。6時半に朝食を食べに行って、食後は敷地内を散策する。二階建ての煉瓦造りのアパートが並んでおり、一日泊まるだけではなく、もっとのんびりしていたかったなと思う。

ニャンウー空港

またクラウンに乗って30分。空港でチェックインして飛行機を待つが、なんと飛行機の到着が遅れており、一時間遅れとのこと。良くありがちであるが、冷房も効いていない待合室は暑くて仕方ない。お土産屋を冷やかして回っても、店も数軒しかないので、10分もすれば飽きてしまう。

空港に到着してからかれこれ二時間近く。いっこうに飛行機が到着する感じが無いが、X線チェックを通ったゲート前まで入れるようだ。国内線でも水とか持っていたらまずいはずだが、ほぼチェック無く、皆スルーで持ち込んでいた。こちらの待合室は冷房が効いていたのが救い。後の便が定刻通り先に出発するという、なんとも理不尽な状況になる。誰も文句無く、整然と待っているのは、昔の日本を思わせる。

AIR KBZ

出発案内板はお約束のように壊れているので、いつ目的の便が来たのかわからない。ガイドがいなかったら、何度も確認しないと、ちゃんと目的の飛行機に乗れなかったに違いない。やっと搭乗する飛行機が来たのは、結局一時間半遅れだった。

へーホー空港

飛行機が飛んでしまえばフライト時間は予定通りで、一時間半遅れでへーホー空港に到着。ここはビルマ族ではなく、シャン族の州ということで、パスポートを見せて入国審査が行われる。民族が違うと言葉も違うようで、日本語の方言レベルではなく、文法からして違うそうだ。

空港からは、もちろん当然のようにクラウンで向かうのだが、この車のトランクが調子悪い。どうしても鍵が閉まらないということで、近くの雑貨屋さんでひもを買って縛り付ける。昔の日本にはよくあった壊れた車に、小さな町の雑貨屋さん。そして、店の名前にはなぜかカタカナが。日本人御用達とは思えないが、ミャンマー人は日本語があるとなぜか安心するのだという。日本でも、やたら格好良さを求めて英語を使いたかった時期があったのと同じようなものか。後で調べたところ、車のトランクはセンサーが壊れていたようだ。

周りには何も無い中、一時間かけて車は走って行く。途中町に入るのにゲートがあって、お金を払わないといけない。通行料というか、入場料というか。ゲートを入ると、建物が徐々に増えていく。予定では、洞窟観光をしてから昼食の予定だったが、一時間半遅れているので、まずは昼食を食べることになった。

ダヌー族料理とミャンマー風ちまき

昼食は、ダヌー族の料理とミャンマー風ちまき。このあたりはマンゴーの栽培に力を入れていて、日本にも出荷されているそうだ。と、聞くと昼食でマンゴージュースを頼んでみるのだが、日本のような甘い感じはなく、どちらかといったらパパイヤジュースか。高級マンゴーになるには、まだまだ時間がかかりそうだ。昼食自体は地元料理ということだが、どちらかと言えば中華料理だった。

ピンダヤ洞窟

ピンダヤ洞窟は、るるぶにも載っていない観光地。あとでカメラのGPSを元にどこに行ったのか確認することができて、インレー湖とは逆の空港から北西方向に向かっていたことがわかった。急な坂道を車で登り、山の中腹に洞窟がある。ガイドブックで事前チェックができていないので、どんなものかわからなかったが、お土産屋が連なり、それなりの観光地であることが伺える。入り口では伝説が像になっていて、大きな蜘蛛とそれを退治した像がお出迎え。例のごとく靴を脱いで、エレベータでさらに上の階へ。

ピンダヤ洞窟

洞窟と言われていたが、入り口からして仏像がすごいことになっている。誰でもお金を払えば仏像を置くことができるそうで、御利益を求めて次から次から置かれた結果、こんなことになってしまったそうだ。

ピンダヤ洞窟

鍾乳洞の空間を活かして仏像が置かれているのだが、邪魔な鍾乳石は壊してしまうところがミャンマー風。あまりの仏像の多さに、通路もどこがどうなっているのかわからず、行き止まりだったり、元の道に戻ってきたり。

ピンダヤ洞窟

洞窟もさることながら、山の中腹なので景色も素晴らしい。先ほど昼食を食べたレストランから見えた湖もよく見えるし、カックー遺跡のような白い伽藍が立ち並ぶ寺院も上から見ることが出来る。今日の半日は、時間つぶしの観光と思われたが、なかなかに楽しむことができた。

紙漉き

山を下りてきて、紙漉きの土産物屋に寄る。いわゆる和紙のようなものを作っていて、日本からしたらこれがまた安い。紙だけ買っても仕方が無いが、飾りや傘とか様々。傘はちゃんと使えそうな開けるもので、これが500円くらいで買えるし、いくつか買えば値引きしてくれる、というかガイドが値引き交渉を勝手にしてくれる。手作りの物は、激安で買えるのが、東南アジアの醍醐味。

寺院

伽藍がたくさん並ぶ寺院がめずらしく、車から写真を撮っていたら、帰りに寄りましょうか、と湖近くの名もない寺院に寄ってくれた。ほとんど個人旅行のノリだ。さっきは白い伽藍が並んでいたが、ここは金色。どちらかというと、金色の方が普通な感じで、白い方がこの地方特有のようだ。

ここからまた同じ道を戻っていき、今日の宿泊地である、インレー湖を目指していく。目的地は、空港を挟んだ反対側であり、ここはたまたま途中で寄ったという感じではなく、完全にわざわざ来たところ。時間はすでに15時を過ぎていて、飛行機が一時間半も遅れなければ、本来はそろそろ到着するくらいの時間だろう。

予想通り二時間かかってインレー湖沿いのホテルに到着。明日も同じ車が来るかと思って、ドライバーにチップを渡しそびれたが、実は別の車だった。やはり、日々渡さないといけない。ちなみに、チップは一日1US$(110円)くらいが一般的と思われるが、月収3〜4万円と言われる中では、日給の一割もらえるならすごいことだ。チップはあげる必要性は無いが、東南アジアの仕事できたときのハイヤーもそうだったので、ドライバーさんにはちょっと渡すのが一般的。

ホテル

ホテルはインレー湖に建てられた水上コテージ。超豪華ホテルコースだけあって、部屋がとてつもなく広い。洗面所だけで寝られるくらいの広さ。強いて言えば敷地が広すぎて、食事に行くのもレセプションに行くにも時間がかかるところ。

夕陽

飛行機の遅れがなければ、ホテルを満喫できたところだが、仕方が無い。何とか夕陽に間に合ったのが救い。夕食にはまだ早いが、ハッピーシャワーということで飲み物が安いということなので、湖沿いのレストラン兼バーに行って、夕陽が沈むのを待つ。泊まっているのは、このツアー客ばかりでは無いだろうが、この時間は日本人以外は見かけなかった。

夕陽

夕食はチケットが配られていて、ホテルで決まった食事。まさに昨日と同じような幕の内弁当で、これならご自由にお食事してください、でも良かったのではないかなと思った。これがこんな豪華ホテルなのに安く泊まれる要因でもあるのだが。


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【目次】
出発準備編
出発
バガン
ピンダヤ
インレー湖
ヤンゴン