'04GW 九州・韓国高速列車の旅 その02 - 鹿児島

5月2日(日)
鹿児島(維新ふるさと館, 城山展望台)
鹿児島港14:05 桜島フェリー 14:15桜島港
桜島(マグマ温泉)
桜島港15:20 桜島フェリー 15:30桜島港 鹿児島中央16:16 つばめ54号 17:03新八代17:34 リレーつばめ18号 19:07博多
博多第一ホテル

コンビニのおにぎりで朝食とし、9時前にはホテルを出発した。まずは駅のコインロッカーに荷物を入れる。朝も早くからなんだかわからないが、駅は大混雑していた。ちょうど良い時間だったので、今回のダイヤ改正で霧島方面への便を狙った特急はやとの風を見に駅に入ることにした。特急型車両が足りず、しかもいつまで続けられるかわからないということから、季節運転である。

はやとの風

普通列車用のキハ40を改造した車両で、しかも北海道のようにしっかり改造したわけではなく、こ、これが特急かというような車両で、ロングシートまであるとはちょっとやりすぎでは。しかも、なんと特急のくせにワンマンである。だが、ツバメレディが乗る。なんともおかしな特急電車だ。しかも満席で、多くの立ち客を乗せて、出発していった。なんとも不思議な特急列車だ。

駅を出てすぐの維新ふるさと館に行ってみる。最近は明治維新がブームだけではなく現社会にも当てはまり、新幹線効果もあって多くの人が訪れていた。当時は地域ごとに教育が行われ、ここ加治屋町から多くの偉人が輩出された。大久保利通と西郷隆盛を中心に、地下の展示ホールは歴史を学ぶには最適である。おしむらくはこれから長州がでてくるのでは?というところで、薩摩だけで終わってしまうところ。

1時間ぐらいのんびり見学して、次は城山展望台へ行こうかと思ったら、路線バスでは行くことができない。しかし、観光客向け市内観光バスのシティエクスプローラなら行くようである。それに乗ろうとバスを待っていると、30分に一本しかないのであるが、なんと積み残しがでるほど大混雑していた。どこからこんなに人が集まってきたのか。まさに新幹線効果。

城山展望台

城山公園でバスを降り、展望台から桜島を眺めるが、曇りの天気で山の頭が見えない状態。しかし、鹿児島に何度もきているはずなのに、鹿児島市内からこうして桜島をじっくり見たことはなかった。こうしてみると、薩摩のシンボルと言われるのもよくわかる。帰りはバスに乗らずに、自然遊歩道を下っていき、西郷隆盛像や照国神社をまわってから、天文館へ昼食を食べに行く。

今回はさつま料理にしたいところ。昨日見つけていた本に載っていない店に行ってみる。吾愛人(わかな)という有名人も訪れている店だが、ろばた焼き屋のように活気があって、料亭のような店より安いし断然良い。きびなごの刺身、豚の刺身、とんこつにさつま揚がのるさつま定食が二千円しない。大満喫で店を後にすると、昨日夜食べたラーメン屋が長蛇の列になっていた。そこまで並んでまで食べるものかな。

桜島フェリー

ウォーターフロントエリアでは、なにやらイベントをやっているらしく、車が動けないほどの大渋滞。そんな中を、天文館から歩いて桜島フェリー乗り場へ向かった。普段は10分おきに出るフェリーが、それでは車を運べきれないため、車が乗ったらすぐ出発するという状態になっていた。そんなフェリーに乗って桜島へ向かい、船を降りてすぐのところにある国民宿舎併設のマグマ温泉へ。

ここも硫黄成分のある温泉だが、鉄分を含む温泉あり、ジェットバスあり、サウナあり、いろいろ楽しめる。温泉を出たらもう戻らなければいけない時間になっていて、のんびりする間もなくフェリーに飛び乗り、鹿児島に着いたらすぐにタクシーで鹿児島中央へ。イベントの大渋滞に巻き込まれながらも、なんとか予定していた新幹線に間に合った。今回の旅の目的第一段、九州新幹線つばめの乗車である。

九州新幹線

九州新幹線は新八代から鹿児島中央までの部分開業になっているが、形式上鹿児島発博多行きとなっている。新八代で時間をとるため、鹿児島中央から新八代までは自由席、新八代から博多までは指定席でとしたら、列車を分けることになるため、特急料金が少し高くなってしまった。最後に鹿児島の名残を惜しむ時間もなく、新幹線はすでに入線していて飛び乗った。

指定席はがらがらなのに、自由席は鹿児島を出るときには立ち客が出るほどの大混雑。全車モーター車で6両編成というせいか、加速がものすごく速く、あっという間に最高速まで上がっていく。川内で客が入れ替わったが、それ以外は乗り降りがあまりなく、景色も海が見えたと思ったらすぐトンネルで、あっと言う間に40分ほどで新八代に到着した。

新八代駅は、列車を降りるとすぐ向かいにリレーつばめ787系が停まっているので、乗り換え時間3分で出発していく。この横並びが続くのも北側の九州新幹線が開業するまでであるが、予定は平成25年とのこと。いつのことやら。一本リレーつばめをやり過ごし、次のつばめが到着したところでリレーつばめに乗り継いだ。結構な人が駅のホームで留まっており、開業フィーバーがまだ続いているということだろうか。

博多では駅前のビジネスホテルを取ってある。荷物を置くと定番の天神の屋台へラーメンを食べに行く。ラーメンスタジアムも考えたが、どうやら地元の人向けのようだし、入場料を払うだけ馬鹿らしい。天神の駅を出ると雨が降りはじめ、傘を持ってきていなかったので、地下鉄の出口近くで食べる。いつもの二店を巡ったが、鹿児島ラーメンの方がおいしかった。


| 戻る |

【目次】
霧島
鹿児島
釜山
ソウル
帰国