'04GW 九州・韓国高速列車の旅 その1 - 霧島

5月1日(土)
羽田空港8:00 JAL1863 9:40鹿児島空港10:52 11:25丸尾
霧島温泉郷(丸尾の滝)
丸尾 えびの高原
えびの高原(賽の河原, 露天風呂)
えびの高原15:29 15:50いわさきホテル前16:00 16:25霧島神宮18:25 18:35霧島神宮駅18:48 きりしま23号 19:26鹿児島中央
鹿児島パークホテル

巷では今年のGWは長い長いと言われているが、なぜかうちの会社はGWの休みが短い。仕方がないので、近場に行くことにした。アジア方面で行っていないところといえば中国であるが、なぜか悟空早割の設定が無く、格安航空券にしない限り、べらぼうに料金が高い。しかし20,000マイル貯めれば行けるとあっては、貯まってから行くべきかもしれない。

そこで、今回は九州新幹線と韓国の高速列車KTXを乗り継ぐ旅にした。ソウルは片道正規運賃よりも往復格安航空券の方が安いのが常であるが、すでに予約は取れそうにない。しかし、羽田-金浦間のチャーター便に残数がある。直前にならないと出てこないし格安券として団体に売らない分、残っているのだろう。しかも、羽田から金浦なら58,000円だが、金浦から羽田なら320,000ウォン(32,000円)である。

よくわからない料金設定だが、とりあえず予約をした。しかし、通常はチケットレスで発券されるところ、なぜかJALショップまで受け取りに行かなければならないとのこと。仕方無しに有楽町まで足を運ぶと、日本で発券したらなんと58,000円だそうだ。ソウルで発券しなければいけないそうだ。正規のチケットであるから、前日でも問題ないとのことで、チケットは購入しなかった。

B777-200

鹿児島行きの飛行機は、羽田空港8時出発ということで、朝6時の電車で羽田空港へ向かう。横浜からだと、いろいろな選択肢があるのだが、東神奈川から京急に乗り換えて、行くのが手っ取り早い。しかも接続が良く、7時前には羽田空港に到着できた。しかし、空港はGW初日とあって、すさまじい混雑である。出発ロビーへ登るエスカレーターにさえ乗れない。

当然、到着階経由で登って行くが、馬鹿正直に皆直行エスカレーターを待っているのがおかしかった。混んでいるわりには、チケット受け取りも、荷物チェックも順調に進み、かなり早くゲートにたどり着いた。混雑がわかっているのに、定刻を過ぎてもたどり着けない人がいるようで、飛行機はいつまでたっても出発しなかった。結局40分も遅れて出発し、鹿児島空港到着も10時を過ぎてしまった。

10時7分のバスに乗って、霧島温泉とえびの高原へ行くはずだったが、飛行機の遅れで乗り継げず。しかも次のバスでは、えびの高原方面へ乗り継げない。その次のバスは15時で、その折り返しバスが帰ってくるべきバスである。えびの高原へ行くことも絶望的。検査場を30分も遅れて入ってくる奴を待っていなければ、こんな事にはならなかったのに。まったくもって、いい迷惑だ。まずは霧島温泉郷の中心街、丸尾という町にバスで向かうことにした。えびの高原行きのバスは遅れていることもなく、予想通り乗り継げなかった。仕方がないので、この町の観光をすることにする。町中から湯煙が立ち上り、硫黄のにおいが立ちこめる町で、川までが硫黄の川になっている。

丸尾の滝

中心街から徒歩5分ほどの所にある丸尾の滝は、温泉の滝である。滝壺は乳白色に濁っていて、なんとも不思議。滝見物から戻ってきたら、湯けむり広場パライソにある足湯に浸かって、温泉気分を満喫する。昔はタダだったようだが、今は施設維持料として100円取られる。足だけでもすごく血行が良くなり、さらには熱くて足を入れていられないほどになった。これだけでも温泉の効能あり。

足湯

鹿児島といえば黒豚で、お昼には冷しゃぶの入ったぶっかけうどんを食べた。丸尾には温泉以外になにもないので、やはりえびの高原をめざすべくタクシーの運ちゃんに運賃を聞いてみた。すると、3,500円くらいだが3,000円にまけとくよとのこと。2,000円くらいならと思ったが、そこまで高いのか。しかし、足がない以上仕方がない。後で気づいたことだが、実は観光路線バスが走っていた。

無事えびの高原のレストハウスまで連れてきてもらった。折り返しのバスまで2時間ある。市営の露天風呂まで行って帰ってくるのに十分時間がある。雨が降ったりやんだりのいまいち良くない天候であるが、ハイキングがてら少し散策してみよう。その途中に硫黄の温泉があるところには必ずある賽の河原がある。ぶらぶら露天風呂まで歩いていくと、45分くらいかかって到着した。少々時間をかけすぎか。

えびの高原

この露天風呂、なにがすごいって温泉川をせき止めて作った温泉であるから、景色が最高。北海道知床のカムイワッカの滝のようなのもで、男女別に露天風呂ができている。ビールが売っていなくて、風呂上がり一杯ができないところが難点であるが、車でしか行けないところだから、わざと売っていないのかもしれない。帰りもてくてく30分歩いて、レストハウスに戻ってきた。

まだバスの時間まで30分もある。それならば、炭火焼地鶏とビールで満喫。ここにも足湯があり無料だった。そしてバスを乗り継いで霧島神宮へ。このGW期間中にあっても閑散としており、なんとも寂しいおみやげ街。ここを目的地とするには、ちょっとさみしいか。一巡りするのに時間はかからないのだが、次のバスまで2時間もある。なにもすることなく、待ちぼうけだった。

霧島神宮

バスで霧島神宮駅に出て、特急きりしまで鹿児島中央へ。九州の特急は50kmまで500円で乗れるので特急に気軽に乗れる。JNRマークを掲げた国鉄時代の塗装を再現した車両でちょっとびっくり。鹿児島中央駅には40分くらいで到着した。予約をしていた駅前のビジネスホテルにチェックインした。五千円もしない料金で激安だと思ったが、土日は3,990円というビジネスホテルがすぐ近くにあった。

市電で鹿児島の繁華街である天文館へ向かった。20時を過ぎてアーケードも閑散としていたが、地元の若者と年輩の観光客とが入り乱れ、なんだか変な空間となっていた。さつま郷土料理店をあたってみるが、並で二千円とはどういうことか。五千円とか平気でメニューに載せているのだから、ちょっと別世界のようだ。それがどこの店でも同じだったので、それならば鹿児島ラーメンへ行くしかあるまい。

マップルにも載っていた店で、良くありがちの小汚いラーメン屋。男一人で行って、がーっと食べる感じの店であるが、明らかに観光客とわかるなりの女性が次から次から。ちょっと女性二人で訪れる店じゃないと思う。肝心のラーメンはと言うと、あっさり味のとんこつ味。炒めネギが特徴で、濃厚な味だがさっぱりしている。ここが博多ラーメンと違うところだろうか。


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