'01冬 台湾への旅 その05 - 台北

1月7日(日)
台北(中正)14:40 EG121 17:55大阪(関西) JR難波 大阪0:37 サンライズ瀬戸
1月 8日(月)
7:08東京

早くも最終日。航空券が取れなかったため、関空へ向かわなければならないが、そのおかげで1時間ほど滞在時間が延びた。それでも故宮博物館へ行くだけの時間は無いので、MRTでぶらぶらすることにした。まずは、腹ごしらえに台湾国鉄駅の二階のレストラン街へ行ってみるが、ロッテリアしかやっていなかったので駅弁にした。高雄と同じパッケージ、同じ値段、同じ内容だった。若干台北の方が量が少な目。

MRT木柵線

半日ではあるが、MRTで乗り降りすることと記念に残ることを考えて、一日乗車券を購入することにした。駅員がいる窓口で切符を購入するが、磁気券ではなく紙のぺらぺら切符だった。当然自動改札機は通ることができないので、毎回駅員に見せてゲートを開けてもらう。4回乗れば元を取れる計算であるが、元はとれるかどうかぎりぎりのところである。

まずは、ゆりかもめと同じ形式の無人列車、MRT木柵線に乗る。他のMRTとは異なり、ずっと高架上を走っているので、景色も見渡せて良い。終点は郊外の動物園に併設しているだけで、周りには何もない。ちょっと外を見渡しただけですぐさま戻ってきた。そして今度は最東の駅へ。それから台北駅へ戻ってきた。これだけで早くも残り時間は1時間となってしまった。

MRT

MRT淡水線に乗って地上に出る駅まで北に向かい、そこでMRTを撮影する。そこの駅は、ちょうど真上を松山空港に着陸する飛行機が頻繁に通っており、巨大な機影を何度も見ることができた。そして、台北駅に戻ると、タイムリミットどころかまったく時間がない。駅のキオスクでは台湾国鉄グッズが売っており、マウスパッドとマグカップをあわただしく購入した。

駅に併設したバスターミナルから、空港行きのバスに乗り込む。1時間に数本出ているが、ここから中正国際空港までは約1時間くらいかかるので、飛行機の出発2時間前にはたどりつけそうになかった。そんな中、なんとかバスが10分くらいで来てくれて、空港に到着したのは2時間前をすこし切ったくらいであった。この空港は、出国審査の前に店がたくさん並んでおり、出国手続きの前にいろいろ買い物をすべき。

ここでお昼にちょっとだけ食べたかったのだが、空港内には安い店が無い。カフェテリアで適当に取った料理の値段は、なんと400元(1,400円)だった。一週間分くらいの食費代を、一気に払ってしまった。これにて今回の旅は終了にあらず。この飛行機は成田まで連れていってくれないのだ。関空行きでも機内食はしっかり出て、3時間もあっという間で、関西国際空港に到着した。

サンライズ瀬戸

飛行機を降りるときびっくりした。成田とは異なり、皆が降りるまで席でのんびり待っている人が一人もいないということ。さすがせっかちな関西人。ここは東京でないことが、こんなことからも確認された。混んでいる時期の帰国であったが、関空のためか入国審査はがらがらで、すんなり出ることができた。関空快速に乗って難波で友人と飲んだ後、サンライズ瀬戸で初めてのびのびカーペットで帰京した。

のびのびカーペットは、今までのカーペット車とは違い、しきりが各人に用意されていて、ちょっとした個室のようだった。朝横浜到着前にアナウンスで起こされるが、なんと窓の外は雪景色。関東一帯に初の積雪であった。30度近い真夏の台湾から戻ったばかりの身としては非常につらい寒さであったが、やっとのことで自宅にたどり着けたのだった。


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