'15夏 北近畿と京都の旅 その2 - 竹田城

8月9日(日)
新横浜6:00 ひかり493号 7:59名古屋8:36 きのさき3号 9:53福知山9:55 こうのとり1号 10:21和田山10:26
天空の城竹田城跡号 10:33竹田 竹田城跡観光 竹田13:44 13:50和田山13:52 14:35福知山
泉都

朝一の列車で新横浜を目指し、お弁当を買って新幹線に乗り込む。新幹線は新横浜駅始発なので、10分前から乗り込むことができる。さっさとお弁当を広げると、出発前に食べ終わってしまった。京都まで2時間もかからず、あっという間に到着してしまう。さっきお弁当を食べたばかりな気もするが、京都駅でまた駅弁を購入する。お昼はたぶん田舎で買うことができなさそうだし、山の上で食べたいところなので、ここで買っておく。

特急きのさき

特急きのさきは、683系サンダーバードを彷彿させる287系。特急まいづると、途中綾部で分割する。JR西日本といったら、特急列車のやる気のなさは群をぬきんでいるが、さすがに新型車でも入れないと山陰線の電化に耐えられなかったのだろう。

天空の城竹田城跡号

と思ったら、福知山で接続した特急こうのとりは381系だった。通称ゲロ特急と呼ばれた自然振り子車両で、今や化石のような存在であるが、さすがJR西日本、くろしおで余ったから回したのだろう。特急北近畿は485系だっただけに、なぜここでわざわざ振り子列車か、という思いがある。すれ違い列車の影響で乗り継ぎ時間を過ぎて和田山駅に到着したが、乗り継ぎ列車は待っていてくれた。

天空の城竹田城跡号

乗り継いだ列車は、竹田城のラッピングをした臨時列車。車内も微妙に椅子の配置が変わっている。一駅だけ走らせれば良いのにと思うが、地元の方の足にもなるようにか、かなり遠くまで走っている。一駅だけ乗って竹田駅に降り立つと、普通の田舎駅だが、かなり人が降りる。日曜日だし、コインロッカーが空いてなかったら困るなぁと思ったが、朝早いせいかまだ空いていた。

荷物を入れると、バスがすぐ出ますよと係の人にせかされ、駅から少し歩いたところからバスに乗車して、竹田城を目指す。駅前から山を登れば一時間もしないで登れるのだが、観光客の激増によりバスが巡回するようになった。車で来ても、近くの道の駅のような場所に車を停めて、バスで向かわないといけないようになっている。

竹田城跡

バスを降りて少し歩くと、城の門が現れる。ここが最後のトイレと水の販売場所。山を登って10分ほどで入場券を売っている窓口に到着するが、とにかく暑いので、これだけで汗だくになる。やっと石垣のあるところに出ると、山の上だけに見晴らしが良い。

竹田城跡

山の上に石垣が残るだけで、まぁマチュピチュに似ていないこともないがスケールが桁違いに小さい。天守閣もなく単なる石垣が残るだけなので、よっぽどのマニアでない限り、わざわざ出向くところではないだろう。山の上でのんびり休憩する場もなく、パンダ舎のごとくぶらぶら一巡りしたら終了。これといった見所もなかった。やはり、朝の雲海を違う山から狙うのがここの醍醐味かもしれない。

中ではお昼を食べるどころではなく、外に出てからベンチで駅弁を食べることにした。丹波牛のステーキ屋の宣伝をしていたが、車じゃなきゃ行けなさそうなところで、予想通り食べるところがなくて、弁当を買ってきて良かった。バス停に戻ってくると、バスに乗らずに駐車場があるレストハウスまで歩いていく。下り道なので、徒歩20分くらいで到着した。お土産といってもこれといったものはなく、雲海職人が詰めたという、雲海のボトルが変なお土産くらいか。全体的に観光地としては微妙な感じで、バスで駅に戻ってきた。

播但線

特急あさしおに乗れば城崎温泉まで一本で行けるが、その前に普通列車があるので早く到着できる。和田山駅で乗り継いで、早めに城崎温泉に到着した。山陰本線に221系が走るようになるとは、なんだか違和感がある。

城崎温泉

宿に荷物を置いたら、早速城崎温泉名物の外湯巡りに向かう。宿には外湯巡り券が付いているので、別料金を払わなくても楽しめる。別に買う場合は一軒800円ぐらいで、フリーパス券は1200円なので、二軒以上入るつもりがあれば、外湯巡り券を買った方が良い。入る度にバーコードで確認するシステムが導入されていて、ひなびた温泉街なのに、IT導入とはすばらしい。

とりあえず近場の三軒を巡り、一度宿に戻って夕食がてら遠目の二軒を目指す。18時を過ぎるとお土産屋も閉まっていて、食事をするところが全くない。昔ながらの温泉街なので、本来は食事を付けるのが一般的なようだ。近くの寿司屋でお寿司を食べて、今日の活動は終了した。


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【目次】
出発準備編
竹田城
天橋立
嵐山
京都