'21夏 道東とラベンダーの旅 その5 - 富良野

7月25日(土)
旭川駅 青い池 富田ファーム ラベンダー畑11:12 富良野・美瑛ノロッコ1号 11:31富良野11:53 富良野・美瑛ノロッコ2号 12:15ラベンダー畑 富田ファーム 四季彩の丘 美瑛 旭川空港20:20 JAL558 22:05羽田空港

朝食

旭川ならホテルなんていくらでもあるが、このホテルにしたのは朝食が豪華だから。イクラ載せ放題で朝から豪華な海鮮丼。北海道に来たら、やはり朝食でいくら食べ放題のホテルを狙って泊まりたくなる。

青い池

美瑛駅を通り越して、さらに進むと青い池に到着。旭川から車で来ると、一時間はかからなかったが、なかなかに遠かった。こんな朝早くなのに、駐車場はずいぶん埋まっている。だいぶ出遅れたということだ。駐車場から少し坂を上ると、池の周りの遊歩道に出て、一方通行で歩かされる。なるほど、見事な青い色をした湖である。この付近の水に含まれる水酸化アルミニウムによる乱反射で、青く見えるそうだ。

ファーム富田 ファーム富田

青い池からは、車で30分もかからずにファーム富田に到着した。予想通り駐車場に入る列はできていたが、そんなに待つことなく係の人の誘導で、ほどなく入ることができた。前回5年前に来た時よりも規模が拡大していて、丘の向こう側まで花畑が広がっている。暑さは相変わらずなので、炎天下で歩き回るのも疲れるが、気が付けば早くも11時だ。まずい、ノロッコ列車に乗る予定なのに、のんびりしている場合ではない。

ラベンダー畑駅 ノロッコ号

ファーム富田から徒歩5分で駅まで行けるという話だったが、そんなに近くはなかった。少し小走りで向かって、なんとか踏切を渡れた。駅の仮設ホームは線路の向こう側なので、列車が到着すると線路を渡らせてくれないらしい。トロッコ車両は50系改造型で、オクハテ510形という形式らしい。客車なのに運転台があって、テは展望車を表すとのこと。

ノロッコ号 ノロッコ号

のんびり走っても、富良野駅には20分で到着。すぐに上りの富良野線普通列車があったが、普通列車はラベンダー畑駅には止まらないので、同じ列車で折り返す。富良野駅では、駅の外にも出ずに、ホームに降りただけ。本当に、ノロッコに乗理に来ただけになった。

ファーム富田 ファーム富田

ファーム富田に戻ってきて、もう一周したのち、夏場限定のとみたメロンハウスへ。メロンを購入できるのはもちろん、カフェも併設されていて、メロンケーキなども食べられる。お昼がてらカットメロンとメロンケーキを堪能する。

美馬牛小学校

時間は13時半。十分ファーム富田を満喫したので、寄り道をしながら空港に向かうことにする。ファーム富田の別畑であるラベンダーイーストに向かったのだが、コロナのせいか休園中。美馬牛駅前にある美馬牛小学校を眺めてから、四季彩の丘へ向かう。

四季彩の丘 四季彩の丘

四季彩の丘と言えば、何もない丘の風景が見事な美瑛町にあって、わざわざ観光地を作った感もぬぐえないが、ラベンダー中心のファーム富田とは違って、丘のアップダウンを利用した色とりどりの花が見事である。夏場は入場料を取られ、さらには歩けばどこでも行けてしまうのに、トラクターバスが園内を一周していいて、お金儲けに余念がない。とはいえ、トラクターバスに乗車して、のんびり景色を眺める。

拓真館

そして、美瑛(というか美馬牛)と言ったら必ず訪れる拓真館。美瑛の丘の風景を一躍有名にした故前田真三氏のギャラリーだが、今では訪れる人も少なく、ゆっくり写真を鑑賞できるが、当然のごとく新作はない。前田真三氏の息子や孫の作品ではなかなかすごさを感じられないのも、廃れる原因かもしれない。

赤い小屋

拓真館とセットで必ず寄る赤い小屋の風景。拓真館の裏の道を上ってすぐにあり、赤い小屋がワンポイントで見事な風景になっている。これぞ、美瑛らしい景色。

ぜるぶの丘 ぜるぶの丘

まだ時間がありそうなので、旭川からくると美瑛に入って最初の花畑のぜるぶの丘へ。バギーで花畑を巡る趣向になっているが、四季彩の丘の規模からすると、こちらは昔ながらでこじんまり。ヒマワリとかコキアとか、今となっては他の花畑ではあまり見ない花が咲いているのが特徴かもしれない。

ケンとメリーのポプラの木 セブンスターの木

最後に北美瑛でも回って来るかと思った矢先、突然雨が降り出した。かなりの土砂降りで景色を見るどころではなかった。有名どころの二つの木を回るが、なんだか昔とぜんぜん違う感じがする。確かに、30年前の写真と見比べてみると、ケンメリの木の周りには防風林が立ち、セブンスターの木の周りには駐車場ができ、丘の風景のワンポイントアクセントにならなくなっていた。失われたものは戻ってこない。

旭川ラーメン

夕食は、空港で旭川ラーメンを食べる。旭川と言えば醤油ラーメン。空港の食事はまずくて高いという定番だったが、今では旭川ラーメンの老舗「梅光軒」が店を出していて、これがなかなかうまい。最後も北海道の食事で締めることができ、久々の北海道旅行を満喫できた。


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【目次】
出発準備編
知床
摩周・阿寒湖
移動日
富良野