'21夏 道東とラベンダーの旅 その2 - 知床

7月22日(木)
羽田空港7:05 JAL565 8:45女満別空港 網走刑務所 小清水原生花園 ウトロ 知床遊覧船
知床第一ホテル

朝一の飛行機は7時で自宅からバスで向かうと一時間前にたどり着けない。しかもバスが渋滞すると飛行機に乗れないかもしれない。ということで、久々に電車を乗り継いで羽田空港へ向かうことにしたのだが、4連休初日ということもあって早朝から電車は大混雑で座れない。羽田空港到着はバスよりも遅かったが、時間が読める電車はありがたい。待ち時間もなく飛行機に乗り、女満別空港へ到着した。

めまんべつメルヘンの丘

女満別空港からレンタカーに乗り、一路知床を目指す。国道に出たところで道の駅があり、反対側にはめまんべつメルヘンの丘と題した、美瑛にありそうな風景が作られていた。良い風景と言えば良い風景だが、ここだけ箱庭のように作られているので、美瑛の丘の風景にはかなわない。道の駅の裏庭と言った感じだ。

網走刑務所

そのまま国道を進んで、網走刑務所へ。建物自体は山の上に移築されたが、門構えは昔と同じ。高倉健主演の映画「網走番外地」で有名になったが、それも今や昔。なぜ網走刑務所だけ有名なのか?ってネットで質問があったりするくらいで、知らない人も増えてきた。最北の刑務所だからとか、過酷な労働で大変だったからとか、適当なことをいう人が多いが、映画で広まったからに決まっている。今では橋を渡って車で目の前まで行けなくなっていて、国道沿いの無料駐車場に止める。観光客は誰もいなくて、目の前にある刑務作業製品展示即売所も客はいない。網走刑務所と言えば、定番の木彫りのニポポ人形だったが、もう売っていないのは、中の人が木工細工のスキルを磨いても今や意味がないからか。

浜小清水原生花園 ハマナス

網走市街を抜けて、オホーツク海に出ると、浜小清水原生花園である。整備された原生花園には、夏場だけの臨時駅が出来ている。ハマナスがそろそろ時期のはずだが、暑さのせいかちらほら咲いているだけ。わざわざ寄り道した割には大したことなくて残念。

オシンコシンの滝

斜里を抜けてウトロに向かう途中にオシンコシンの滝がある。昔は小さな駐車場しかなかったが、今ではたくさん車が止まれるようになっているし、お土産屋まで建っている。ぜったに見るべき滝とは言えないが、ウトロに着く前の休憩がてら、寄っていく人は多い。

いくらホタテ丼

ウトロに到着し、お昼に狙っていたところは長蛇の列。北海道民が観光に押し寄せてきている。仕方がないので、適当に店を探すがどこも一杯。たまたま開いていた食堂で、いくらホタテ丼を食べる。結局、どこで食べてもそんなに味の違いは無いよなと思う。

午後は知床五胡に行くか遊覧船かの選択。遊覧船は、昔はカムイワッカの滝までしか行かなかったと思うが、今では知床岬の先端まで行く便もできている。午後出発便は知床岬までは行けず、途中ルシャ湾まで行くコースになる。冬にしか活躍しない流氷船オーロラ号が夏場は知床に来ており、近くに寄るなら小型船、揺れが少なく済むならオーロラ号と言っている。

乙女の涙

それにしても、海の状況は穏やかだが、霧がすごい。こんな状況でも船が出るのか心配したが、一応出るらしい。ただし、途中折り返しになる可能性ありと乗船時に告げられる。なんだか飛行機の条件付きフライトのような感じだ。悪名高き知床遊覧船だから、今にして思えば、条件付きは日常茶飯事だったようだ。港を出るとすぐに霧が濃くなり、陸地はほとんど見えない。最初の見どころフレぺの滝(乙女の涙)は見えなくはないが、霧が濃い。

カムイワッカの滝

次のカムイワッカの滝も何とか見えるが霧の中。そして、これ以上進んでも霧が濃くて何も見えないということで、ここであえなく折り返し。結局、カムイワッカコースになってしまったので、30分早く帰港した。一部返金があったものの、なんだか無駄な時間を過ごした感じで、もやもや感がぬぐえない。

乙女の涙

時間がだいぶあるので、知床ビジターセンターから歩いて乙女の涙を目指す。何度となく訪れているので、全く新鮮味ないが、すり鉢状になっている滝があるはずのところは霧で真っ白。霧が晴れるかと思って少し待ってみるが、それでも真っ白。仕方がないので、帰りかけたら、急に霧が晴れてきた。なんとも天候が変わりやすい。かろうじて滝が見えたが、夏場のせいか、あまり水量は多くなかった。

ホテル夕食会場

今日は、前回も泊った知床第一ホテル。カニ食べ放題が売りだが、あっちもこっちも列ができていて、食べたいものが食べられない。コロナのせいかもしれないが、なんだか微妙な感じだった。


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【目次】
出発準備編
知床
摩周・阿寒湖
移動日
富良野