'12GW 北東北桜の旅 その1 - 角館・田沢湖

5月1日(月)
羽田空港7:15 JAL1261 8:20秋田空港 角館 小岩井農場 田沢湖 田沢湖温泉
民宿ルーム

今年のGWは曜日配列が良くて9連休となったが、中欧で散財してきたため遠出は厳しい。マイルで行くアジアか近場の国内かと思っていたところへ、寒さが続いたことでGWの桜の見頃が北東北らしい。弘前の満開予想は5/5と出ていた。それならばと二週間前になってから予約を始めた。飛行機と新幹線では飛行機の方が安いくらいだが、新青森まで新幹線にまだ乗っていないので、行きは飛行機、帰りを新幹線とした。飛行機は、青森よりも秋田の方が安いという理由で秋田へ飛ぶ。

弘前は全く宿が取れず、レンタカーは5/3から取れない状況だったので、5/1出発として5/2に車を返し、最終日は電車で移動することにした。宿は青森に取り、弘前まで電車で通う。秋田空港から弘前まで車を走らせる間に、角館経由で田沢湖、十和田湖を巡るルートが完成した。田沢湖近辺の宿は、田沢湖温泉の民宿がちょうどキャンセルが出たのだろう、一室だけ空いていた。

行程ありきで予約を取っていくと、一つでも予約が取れないと実行できなくなってしまうが、逆に予約が取れるところで日程を組んでいくと、このようにすんなりうまくいく。GWの予約なんて何ヶ月も前からするものではなくて、一週間前くらいに集中的にやる方が実践的である。

羽田空港7時の出発となると、6時半には到着しておきたいところ。逆算するとほとんど始発列車での出発となる。予定よりも一本早い初電に乗って、大井町からバスで向かおうと思ったら、ちょうど出たばかり。電車で行った方が早く着くらしいので、品川から京急に乗って羽田に向かう。預け荷物は無いから、印刷したチケットでX線チェックに向かい、ラウンジで少し時間をつぶす。車を運転するとなると、ビールが飲めないのが辛い。飛行機は機体整備が遅れて、数分出発が遅れたが、一時間で秋田空港に到着。ちょっとだけ東京よりも肌寒い。

レンタカーを借りて、まず向かうのは北東北三大桜の名所の一つ目、角館である。その他は、北上と弘前と言われている。40分くらいで到着し、駐車場を探すと、ちょうど武家屋敷のところの駐車場が空いていた。最後の数台で、やはりこういうところは午前中早めに来るに限る。一台500円が相場だが、ここぞとばかりに千円の看板を掲げる駐車場も数多い。

角館・武家屋敷

昔一度だけ角館に来たことはあるが、ぱっとしない武家屋敷で、車も降りずに通過した事がある。今回も武家屋敷としての見所は感じないが、しだれ桜は見事である。さすが、観光バスが連なる観光地だけはある。ただ、満開を少し通り越してだいぶ散った後だった。今年の桜は、急に咲いて急に散ってしまったそうだ。さらに、なぜか全体的に色が白い桜が多い。写真のようなきれいなピンクになっていないのは、今年特有の現象なのだろうか。

角館・桧木内川

川沿いに出ると、武家屋敷とはまた違って、川沿いの土手に連なる素晴らしい桜が連なる。みなビニールシートを引いてお花見をしている。屋台もたくさん出ているので、ヤマメやイノシシ焼き肉など名物っぽい物を買って、お花見しながら昼食とする。ちなみに、横手やきそばなど売っているが、目玉焼きを載せただけで、似て非なる物。中国とやっていることが代わり映え無く、こういうバッタもんが、せっかくブランドになった商品価値を下げていく。約3時間弱の滞在だったが、十分に楽しめた。

刺巻湿原

次は小岩井農場を目指す。途中、田沢湖線の刺巻駅近くで、水芭蕉の群生地があった。水芭蕉と言えば尾瀬というイメージだが、こんなところにも咲いているとは。学術上でも貴重とのこと。今日は時間的に余裕があるので、一通り木道を散策する。と言っても、15分くらいで一周できる。臨時のお土産屋も併設するが、角館を見てきた後では何か買おうとも思えない。

小岩井農場

山を越えて岩手県へ。小岩井農場は、雫石のさらに先に当たるので、秋田から行くとかなり遠くになる。それでも、14時過ぎには到着し、ほぼ最初の予定通りだ。いろいろイベントが用意されていて、一日居ても飽きないようになっているが、やはり家族連れ向けという感じがする。牛乳やヨーグルトは、さすがに作りたてでうまい。羊のイベントを見て、結局一時間くらい滞在して、秋田県へ戻る。

小岩井農の一本桜

最後に、このあたりで有名になった小岩井の一本桜を見に行くが、残念ながらまだ三部咲くらい。これが満開になったら、さぞきれいだろう。背後にそびえる岩手山にも雲がかかり、残念な感じだった。

田沢湖とたつこ像

小岩井農場で滞在時間が長すぎて、田沢湖に戻ってきたのは17時を過ぎていた。鹿児島でもそうだったが、17時を過ぎたらお土産屋などは完全に終了状態。たつこ像の前のお土産屋もすでに終了していた。GWくらい、一時間だけでも営業時間をのばすとかいう努力をするつもりが無いのだろうか。

田沢湖を一周して、本日の宿は田沢湖高原温泉の民宿。18時を過ぎていたので、すぐに温泉に入って夕食とする。宿に備え付けの温泉は、24時間掛け流しでいつでも利用可能。乳頭温泉に近いので、泉質もほとんど同じ乳白色の温泉が楽しめた。夕食は、やはりこのあたりの名物でヤマメが出た。


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