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【目次】
出発準備編
余市
積丹・美瑛
富良野・美瑛


7月18日(月)
美瑛8:30 中富良野(ファーム富田) 麓郷 美瑛 旭川空港20:25 JL558 22:40羽田空港

最終日は富良野のラベンダーがメイン。昨日の渋滞を見なくても混雑するのはわかっているので、朝一でラベンダー畑に向かいたいところだが、今日も朝食時間が決まっているので、真っ先に出て行くことができない。食事自体はおしゃれな感じで申し分はないが、なんとも全体的にいまいちな感じだった。

クリスマスツリーの木8時半にやっと出発。なにはなくともラベンダー畑に向かうが、途中クリスマスツリーの木を経由する。今回のナビはこういった住所や電話番号がわからない目的地でも、番号で検索してくれるシステムがあり、レンタカー屋でもらった番号一覧が重宝した。

ラベンダーと言ったら昔から名高い、中富良野のファーム富田。過去、なかなか時期が合わず、消しくずのようなラベンダーの時期ばかり来ていたので、今回は始めて真っ盛りの時期に来れた。まだ朝早いので、札幌など遠くからはたどり着けない時間だから、駐車場もまだ空いている。

ファーム富田車を降りると、すごいラベンダーの薫りが漂っている。昔はこんなに広大では無かったと思うが、山を削ってまで、いたる所がラベンダー畑になっている。すっかり一大観光地となっているが、全くの無料。あちらにもこちらにも、紫の丘が広がっている。

ファーム富田ラベンダーだけではなく、色とりどりの花も咲いているのが見事。香料として栽培しているので、昔は時期が来たらきれいに刈られていたものだったが、今時は広大な土地に時期をずらして植えているようで、一部刈られているところがあるものの、全く咲いていないという状況は無くなったようだ。富良野メロンの小屋までできていて、ラベンダーには関係無いのについつい買い求めてしまう。

一通り巡った後は、この時期だけ走っている循環バスで中富良野駅前の町営のラベンダー畑へ。中富良野駅とファーム富田の間を巡回している。車で行けば良いではないかと思われるかもしれないが、すでに駐車場は一杯で渋滞も始まっている。町営の方も駐車場は一杯に決まっている。とりあえずバスは中富良野駅〜中富良野駅で巡回しているので、駅が終着駅。次の巡回まで時間があるので、ラベンダー畑まで歩いていく。

町営観光園こちらは町営の観光農園で、昔はいつまでも咲いているのはここだけだった。歩いても登っていけるが、冬はスキー場として使っているので、リフトがある。丘の上からは見晴らしも良くて、ラベンダーと広がる平野が見事である。

町営観光園看板があるところは大概写真撮影のポイントになるのだが、いつまで経っても一人で自分の写真を撮っている人がいた。どうやらやっぱり中国人で、周りの空気を全く読めない。しびれを切らしたおじさんが怒ったら、そそくさと退散していった。やはり、空気を読むという文化は、日本人ならではということか。

次の循環バスまでは時間があるので、バスを待っているくらいなら歩いてファーム富田に戻る。駐車場から出るにも車の列が邪魔して出にくかったり、なんともすごい状況だ。駅前の国道は、普段は片側一車線の普通の道なのに、この時だけ三車線にして、片側だけ曲がる車とまっすぐ進む車を分離していた。

本日の最大の目的は達成したので、あとは時間がある限りぶらぶらする。少々距離はあるが、北の国からのロケ地である麓郷へ向かう。これで4度目、のようだ。自分でもわからなくなっている。

拾ってきた家麓郷の町に一番近いところにあるのが拾ってきた家。三カ所にロケ地は点在していて、全てで入場料が必要になる。全部行くつもりがあるので、共通入場券を買っておく。最後の放送があってから早14年で、訪れる人も少なくなったが、まだ観光客がいるのがすごいところ。しかし、さすがに老朽化も進み、維持ができなくなったようで、来年15周年をめどに、見学はできなくなるらしい。

麓郷の森の3番目の家次は昔からある麓郷の森。ドラマでは燃えてしまった丸太小屋と3番目の家がある。昔はレストランがあったと記憶していたが、無くなっていた。ここで昼食を食べようとしていただけに残念。申し訳程度にお土産などを売っている店があるが、もはやいろいろな施設が建ち並ぶ森では無くなっている。ロケの家ばかりではなく、リアルな商売もそろそろ限界を迎えている気がする。

五郎の石の家最後の五郎の石の家は、さらに山の方に進んだところにある。すぐ隣の牧場が管理をしているようで、牧場グッズというかお土産が並ぶ。前に来たときは、発泡スチロールの石を露呈していたり、別の場所に作ったはずの温泉が隣にあったりしていたが、すっかり変わっていた。

小学校お昼を食べようにもどこも食指が動かず、結局、お菓子を食べたりしているだけで、お昼を食べずに帰途につく。八幡丘を経由して行くと、北の国からでは小学校として使った公民館があった。この近くには草太の牧場があったよなぁ、と思ったのだが見あたらず。リアルでもつぶれてしまったのかもしれない。

布部駅最後に、寄り道と言うにはかなり遠回りして、JR布部駅に寄る。草太が迎えに来た駅がまさにここで、北の国からここに始まるの碑を見る。この駅もJR北海道の廃止しそうな路線に入っており、いつ無くなってもおかしくない駅である。

ラベンダーイースト帰り道は、ファーム富田のもう一つのラベンダー畑である、ラベンダーイーストに向かう。本家本元と比べるとこじんまりとしていて、観光客も少ないが、ラベンダーの紫色の絨毯は見事。本家本元が大混雑のときには、こちらで手を打つのも良いかもしれない。

ジェットコースターの路まだ時間があるので、ナビに番号を打って、パフィの木を目指す。しかし、間違えて着いたところはジェットコースターの路だった。これはこれでなかなか良かったが、番号だけで目的地を入れると、ちゃんと合っているのかどうか確認が難しい。

5本の木次こそはパフィの木に行くぞと思ったが、またもや花畑があったので寄る。かんのファームという花畑で、これだけあちこちで花畑を見てきた後ではなんとも味気ないが、実はここの丘の端から、嵐のJALのCMで使われた5本の木が見える。近くまで行くと見られないので、ここから見るのが実は最適だったりする。

ぱふぃの木やっと目的のパフィの木にたどり着いたが、なんとも見栄えは良くない。ガイドにもたいしたことない感が書いてあったので、そんなものかもしれない。散々探し回った割には、たいしたことが無くて残念。

マイルドセブンの丘最後の最後になってしまったが、美瑛と言ったら定番ポイントである北美瑛へ向かう。まずはマイルドセブンの丘へ。各ポイントには案内看板が立っているのにも恐れ入る。またしても中国人だろうか、車で木の近くまで行って路駐しているので、奴らが写真に入ってしまう。そんな近くに行ったってしょうがないだろうにと思うが、他人のことはお構いなし。近年、畑に入って行ったりしてトラブルになっているのは、結局、中国人なのではないかと思わざるを得ない。

北西の丘展望台北西の丘展望台に寄ってみると、ここにもラベンダーが咲いていた。できた当初から、思うことは同じ。どこでも景色は良いのに、こんな展望台いらない。日没が迫ってきていたこともあって、時間がない中寄ったことも、そんな感じに拍車をかけた。

セブンスターの木親子の木を見てから、最後はセブンスターの木へ。20年前は駐車場なんか無かったし、看板も無かった。今ではすっかり変わってしまった。遠くから写真を撮ると、駐車場が丸写りになってしまうので、なんとも風情がない。

ケンとメリーのポプラの木最後に、ケンとメリーのポプラの木で18時を超える。なんとか日没までに回り切れた。

一通り見て回ったので、旭川空港へ向かう。美瑛の入り口にあるゼルブの丘には時間が遅すぎていけなかったが、花畑は回りすぎてお腹いっぱい。時間があっても行かなかっただろう。あと、最近青い池という観光地ができたようだが、こちらも行く時間が取れなかったが、ラベンダーとは違っていつでもいけるし、天気の良いときに行った方が良い。

旭川空港には早々到着したが、近くにガソリンスタンドは無く、仕方無しの距離計算でガソリン代を払うことに。しかし、以外と高すぎということもなかった。かなり早めに着いたので、ラウンジにでもと思ったら、旭川空港にはラウンジが無かった。夕食もこれと言ってめぼしいところはなく、かろうじて北海道らしい石狩丼。これまでの豪華三昧の食事からすると、どこでも食べられそうな感じで、最後を締めるにはいまいちだった。


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