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【目次】
出発準備編
函館
札幌
カシオペア


12月30日(月)
札幌(羊ヶ丘、二条市場)
札幌16:12 カシオペア
12月31日(火)
9:25上野

豪華な朝食付きということで選んだホテルだったが、大浴場もあるし、すすきのにも近いし、何から何まで良いホテルだった。朝食開始と同時に食べに行くと、いくらやほたてが本当に食べ放題。それだけでなく、様々なものを選べるバイキング朝食で、朝食も大満足だった。いくらが食べ放題なのに、あまりいくら丼をやっている人がいなかったのが不思議な感じだった。

札幌近辺で北海道らしさを感じられるのはやはり羊ヶ丘である。冬でも羊ヶ丘に行けるようなので、行ってみることにする。地下鉄の終点からバスに乗り換え、終点が羊ヶ丘である。バス内で入場料を徴収しますと言っていたが、バス停を降りたところで入場料を集めていた。

羊ヶ丘雪がすごい降っていて、ほとんど景色は見られない上、観光客もまばら。というかほとんど中国人っぽい。景色が見られなければ、これといってやることもないので、お土産屋を冷やかすくらいだが、そのうちに雪もやんできて、なんとか景色が見られるようになった。急に視界が開けて、昔来たときは無かった札幌ドームも見られるようになっていた。

市場丼同じ道を戻り、お昼は札幌の市場と言えば二条市場へ。北海道に散々きていながら二条市場には来たことが無かった。道東ばかり行っていたし、札幌は夜行列車に乗るために来ていただけのようなものだったからだ。二条市場はかなり小さな市場で、食べるところはあまり選択肢が無い。どんぶり茶屋でいくらやうにが載った海鮮丼を食べる。さらに、お土産にいくらやホタテなどを買い求め、これにて北海道の旅も終わりである。

列車の時間まではまだまだ時間があるので、札幌駅ビルのパセオにあるよつ葉ホワイトコージで時間をつぶす。いつでもかなりの人が並んでいて、並んでいる時間の方が長いくらい。牛乳の会社だけあって、よつ葉の白いパフェが有名である。

カシオペアいよいよカシオペアの時間が迫ってきた。車内で買えると言っていたが、買えなかったときのために駅弁を買っておく。実際ほとんど買えない状況だったので、夕食を予約していない人は駅弁を買っておいた方が良いだろう。ホームはさよなら列車のごとく、鉄道マニアでもないおばちゃんなんかがカメラを構えていて、大混雑だった。

個室寝台今回の寝台は二階席。強引に詰め込んでいるので、ベッドの配置がL字型になっている。ややベッド幅が広いかなと思う以外はB個室デュエットと代わり映え無く、洗面台とトイレが付いているのがA個室らしいところだろうか。

ラウンジカー個室だとあまりにも快適なので、そのままごろごろしがちだが、上り列車の良いところは、サロンカーが最後尾になるところ。なので、頃合いをみて遊びに行ってみる。予想通りほとんど人はいなかったが、真っ暗闇を走っているので展望としては楽しくない。帰りすがりでちょうどグッズ販売が始まったところだった。が、これといって良さそうなグッズがないのがいまいちなところ。2千円もするプレートとカシオペアワインを購入する。

カシオペア函館駅では機関車付け替えのため6分間停車する。当然のごとく機関車付け替えを見るために駅に降りるが、昨日いた駅にもう戻ってきてしまったかと、ワイド周遊券の頃を思い出す。DD51はすでに切り離されていて、スイートが丸見え状態に。スイートは景色が楽しめて良いが、外から丸見えすぎるのも難点だ。

カシオペアED79さすがに先頭まで戻る時間はなく、列車に戻ってラウンジからED79をみるしかない。先ほどとはうってかわって結構な人がラウンジにはいた。機関車が接続されている様子を見られるのもあまりできない体験だからか、未だ青函トンネルをラウンジで楽しもうとする人がいるのか、わからないが、車内から機関車がみられてとりあえず満足。海峡なき今、この機関車もあと数年の命だろう。

パブタイムになると、ダイニングカーが一般開放される。10分前に行ってみると先客は二組だけ。確実に入れそうだ。食堂車は二階にあり、通路を一階にすることで北斗星のような通り抜けがないのもまた良い構造である。軽食も食べられるようだが、劇高なので、カシオペアワインとおつまみで雰囲気を楽しむ程度。周りの人たちも、ワインとおつまみみたいな感じが多い。ちょうど青函トンネルに入ったところで、席に戻る。

朝食は6時半からということで、ゆっくり寝た後は6時には起きて、ダイニングカーの列に並ぶ。パブタイムと違ってかなり並んでいた。いまどきなのか、みんなスマホ片手に暇つぶしをしているのがすごい光景だ。開始と同時に満席にはならなかったが、ほどなくして満席に。やはり並んでいて正解だった。朝食メニューは和か洋の選択しかなく、お値段も相変わらずお高め。まぁ仕方がない。これも雰囲気を楽しむだけだ。

カシオペアEF510最後にラウンジに行ってみると、子供たちが大騒ぎしていた。子供のうちからA寝台なんて、どれだけ贅沢な子供たちなのか。部屋に戻ると、そろそろ上野駅に到着である。名残惜しいほど、17時間はあっという間だった。そして、あっという間の札幌往復の旅だった。


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