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【目次】
知床
トドワラ
阿寒湖


7月7日(日)
ウトロ 羅臼 トドワラ 摩周湖 屈斜路湖 川湯温泉
川湯ホテル

朝起きると、霧がすごい。朝も食べ放題であるが、朝からそんなに食べられるものではない。昨日のダート走行で汚くなっていた車は、明け方の雨ですっかりきれいになった。今日も天気は雨の予報。少しは霧が晴れてきたので、ひとまず知床峠へと上っていく。

あともう少しで峠というところでぎりぎり霧のなかにはいってしまい、当然のごとく何も見えない。天気が良ければ北方領土の国後島が見えるはずである。数週間前には、雪が降ったそうだ。羅臼側に降りて、ひかり苔を見てから海沿いに南下する。すっかり雨が降る天気で、国後島は全く見えない。仕方がないので、国鉄標津線の終着駅、根室標津駅の近くにある北方領土資料館に向かう。数ある北方領土資料館の中では、一番わかりやすい。無料なので、ここを通る際にはぜひ寄って欲しい。観光バスも立ち寄るようである。

トドワラここから内陸に入って摩周湖を目指す予定であったが、徐々に天気が良くなりだしていた。それなら少し時間をあけた方がよいかもしれない。ということで、急遽野付半島、トドワラに向かうことにした。昔の根室標津駅は、廃止後は駅舎と共に気動車が放置してあったのだが、今では何もなくなって、お花畑になっていた。

トドワラに向かう野付半島は、釣り針のような形をしている。海に浸食され、何十年か後にはなくなってしまうと言われている。道の両側には海があり、陸地の幅は数十mしかない。ナビの表示は海の中を走っているようである。車で行けるところまで行ってみると、ここにも原生花園が広がっていた。昨日よりも、こちらの方が花がたくさん咲いている。そして戻って、トドワラまでハイキングをする。トドワラとは、トドマツがたち枯れてしまったところで、たいして見所のある観光地とはいえないが、なぜか人が集まる場所である。トドワラ自体は別海町であるが、陸路では標津町から入ってこなければならず、別海町からは船を利用しなければならない。

根室標津まで戻り、一路開陽台へ。地平線が眺められる展望台として有名になったところであるが、雨が降りだす始末で展望が開けるわけもなく。またしても昔は何もなかった頂上に、建物が建っており、お食事どころもあったので、そこで昼食とする。

開陽台次に向かうは摩周湖である。地上付近は霧もなく、摩周湖がみれるのではないかと期待したが、予想通り霧の中。それよりなにより、駐車場が有料になっているではないか。しかも、弟子屈町が取っているのではなく、環境庁の関連会社である。こんなところにも天下り事業が存在したとは・・・。地元の人は有料化反対と怒っていた。

摩周湖と共通券の硫黄山をみてから、屈斜路湖砂湯へ。このころには天気も良くなってきて、明日は何とか晴れそうな気がした。砂湯でも、昔は一つしかなかったおみやげ屋がもう一方にも建っているし、お風呂も掘ってあって準備万端である。なんだかちょっと違う気がする。

今日の宿は川湯温泉である。このあたりでは昔ながらの温泉宿で、乳白色の硫黄泉である。ここのホテルはきれいにこしていたので、白い色は付いていなかったが、この温泉は石鹸を溶かしてしまうので、泡だたないので有名である。昔は無料で入れた公衆浴場も有料になっていたし、今日は日曜日ということもあって、どこも閑散としていた。

ホテルのちょうど目の前に、アイヌ舞踊を見せてくれるというところがあったので、最後に行ってみる。盆踊りのようなもので、見て楽しむものではないからたいしたものではないが、温泉宿でやることがない年輩客にはこういった余興があるのはよいのかもしれない。

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