7月6日(土)
羽田空港
JAS
女満別空港
網走刑務所
浜小清水原生花園
知床五湖
ウトロ
第一ホテル
週末で北海道へ家族旅行。北海道は実に4年ぶりとなる。夏の道東となるとなんと8年ぶり。すっかり様変わりしたことだろう。いつものごとく、一番列車で羽田空港へ向かう。今回はJASのチケットレスを利用した。事前にインターネットで予約をしておけば、チケットを受け取ることなく空港に行ける。そして、申し込みをしたカードを機械に入れるだけで、チケットが発券される。便利になったものであるが、サービスの手抜きとも言え無くない。
朝早くの飛行機は、定番のバス移動であるが、かなりの時間バスに乗車した。そこには、据え付けのタラップだけが並んでいたりして、ここまでやるならさっさと新しいターミナルビルを作ったらどうかと思った。飛行機に乗って2時間弱、女満別空港に到着した。東京は暑い盛りであったが、こちらは幾分涼しげ。天候は曇り空で芳しくない。
トヨタレンタカーもホームページから予約をしていたので、車に乗っていざ出発。車はFunCarGoで、車内は広々していて良いのであるが、ワゴン車を運転しているようで、どうも車体感覚がつかめない。最後までどうも慣れなかった。カーナビは付けなかったのであるが、今のレンタカーには基本的に付いている。しかし、リモコンがないので、サイズが変えられない。それでも、山道で次に急カーブがあるのが事前にわかってすごく便利。北海道なんかで利用価値は無いと思っていたが、案外便利である。
まずは網走方面へ車を進ませる。女満別空港から網走まではすぐである。網走湖が左手に見えてくれば、網走刑務所。今もなお普通に利用している刑務所であるが、網走番外地の映画いらい、すっかり観光地になっている。そして、なんと有料駐車場までできているではないか。昔はこんなの無かったぞ。いつもは歩いてきていたので、気づいていなかったのかも。赤煉瓦の刑務所の入り口をみるだけで、販売店でまたしてもニポポ人形を買い求める。昔はここでしか購入できなかったものであるが、今では至る所で買えるようになっている。
網走からオホーツク海沿いに南下する。次の目的地は浜小清水原生花園。今の時期はエゾスカシユリ、ハマナスなどの花が咲きほこるはずである。しかし、ちらほら咲いている程度。ほとんどが立ち枯れてしまっている。夏の間だけ常駐している無人駅の駅長に聞いてみれば、今年は塩害でほとんどやられてしまったそうである。海沿いに咲いていながら、塩害に弱いとは・・・。
お昼にラーメンを食べてから、知床半島に入っていく。雨が降ったりやんだり、どちらにしても天候は悪い。オシンコシンの滝には、昔はなかったおみやげ屋が。こんなところにまでおみやげやができているとは驚きである。この後、いたるところの観光地におみやげ屋がたっており、様変わりした北海道と年月に驚くのであった。
ウトロから知床国立公園へ入っていく。キタキツネやエゾシカなど、野生動物をよく目撃できるのは相変わらず。知床五湖では、熊出没中とのことで、全部の湖を見て回ることができず、一湖と二湖だけのハイキングコースを歩いて回った。初めて知床にきたのは13年前。そのとき撮った写真と今回撮った写真が、まったく同じところで撮っていたのには笑った。まったく感性が変わっていないらしい。
舗装道路はここまでで、ここからはダートである。すっかり有名になった川を上ってゆくと温泉がわいている滝カムイワッカの滝がある。最近では、車の駐車が多すぎるので、夏のシーズン中は車で入ることができなくなっている。今はまだ車でくることができたのだが、相変わらず停まっている車の数は多かった。それよりなにより、タビのレンタル業まであるではないか。ちゃんと水着を着替えられる小さなテントも置いてある。なんだか、ちょっと幻滅。
車で行くことができる最終地点、知床大橋で折り返し、知床ビジターセンターに車を停めてフレペの滝(乙女の涙)へ。地下水が流れ落ちる滝で、豪快な滝を眺められるはずだったが、水量が少ない。さらに柵ができていて、崖の先まで行くことができないようになっている。昔はこんなことなかった。写真を撮るにもぜんぜん迫力が違う。男の泪に至っては、そこまで行くのが危険ということで、近年ではその存在すら抹消されている。過保護国日本では仕方がないか。
知床ビジターセンターでは、知床の四季という映画を観た。大きな画面でヘリコプターに乗っているような大画面で映像を観ることができる。最後の回ということもあり、あやうく貸し切り状態になりかけていたが、もう一組がぎりぎりで入ってきた。ウトロでは高台にあって、夕日がきれいに見えるというホテルであったが、曇り空ではなにも見えない。夕食はカニでも何でも食べ放題。しかし、なんだかせわしなくてあまり良いとはいえない。テレビで前に観たフードコーディネーターが入った感じであったが、今後年輩客に対応していくには、食べ放題はだめだろう。
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