'99秋 ぶらり韓国旅行 その03 - 釜山

10月31日(日)
釜山12:15 ジェビ 15:10博多港 博多 福岡空港17:30 JL368 18:55羽田空港

早くも最終日。特に予定は無いので、釜山港に11時には着きたいところだし、釜山駅にでも遊びに行こうかなと、地下鉄に一駅だけ乗車するつもりが地下鉄の写真を撮ろうと思って地上に出るところまで行くことにした。しかし、ホームが別れている上改札口も別、買った切符は500wonで、ここで出るには100won足りない。仕方無しに島式ホームになるところまで進んでみると、ついに終点まで別れたままだった。

地下鉄

自動精算機があったので、無事出られた。そして、すぐさま折り返した。その途中で英字新聞を購入する。昨日トップニュースでカラオケボックスの火事を報じていた。韓国語のみで細かい内容がわからなかったので、英字新聞でも読めば内容がわかるだろうと買ってみた。しかし、どこにもそれらしい記事はない。よくよく見てみると、昨日の新聞だった。日曜日は英字新聞を売っていないらしい。

韓国でも携帯電話はすごい普及率で、携帯電話が20,000won(1,800円)で売っているくらいだから、どれだけ普及しているのかしれたもの。地下鉄でも、長距離列車の中でも、呼び出し音が鳴りまくり。さすが、他人のことは考えない国民性が出ている。しかし、お年寄りに対しては話が違う。列車でお年寄りが立っていると、何も言わずに立ち上がる。特にどうぞとか何も言わないから、互いに遠慮とか無いのも良い。日本でも、どうぞ、いえ結構ですなんて言われるより良いかもしれない。

釜山駅に寄って、キムパップ弁当を買っておく。釜山港まで歩く途中で、朝食兼昼食を食べようと食堂に入るが、朝早いのでまだやっていなかった。結局、先ほどのキムパップ弁当が、韓国最後の食事になった。酢めしでないのりまきと、たくあんだけの簡単なお弁当である。最後に、相変わらず威勢の良いおばちゃん達が陣取る釜山港2階でおみやげを買うが、今回もwonはあまってしまった。

ジェビ

これから日本に向けて乗る船は、JR九州が運航する高速水中翼船である。随分長いことビートル2世一隻のみの運航だったが、去年から韓国国鉄、韓国海運、JR九州共同出資によるジェビ(韓国語でつばめの意味)が運航を開始した。これから乗るのは、そのジェビである。日本から1泊2日で韓国旅行に来ている団体がほとんどで、今日はほぼ満席だった。

ボーイング社のジェットエンジンを搭載しているので、船というよりは飛行機の感覚がする。飛行機と同じエンジン音だし、椅子にはシートベルトがある。佐渡で乗ったときは、ふわっと浮き上がるテイクオフの瞬間がわかったのだが、今回はいつの間にか高速運転していた。ちなみに、最高速度は80km/hで、海から浮いているので、船酔いの心配もない。

案内はすべて日本語と韓国語。英語のアナウンスがない国際線というのは珍しい。韓国人の会話を聞いていると、喧嘩をしているように聞こえるが、日本人の話す韓国語はすごみがなく、言葉自体にすごみがあるのではなく、話す人にすごみがあるのだなと感じた。そして、あっという間に3時間で博多港に到着した。バスで博多駅まで向かい、地下鉄で福岡空港へ。

屋台にはまだ早い時間だったので、残念ながら空港でラーメンを食べることになってしまった。二店並んでいる右側のなんたら屋台という店の方は、カップラーメンと同じような味でがっかりだった。なので、ラーメンのはしごをして、左側の店にも入った。こちらは及第点で、まずまずうまかった。これにて、本当に短いぶらり韓国と博多のグルメ旅?は無事終了した。


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