'07秋 台湾高速列車の旅 その03 - 台北

11月12日(月)
台北101
台北 台北(桃園) 14:50 EG206 18:45東京(成田)

今日はもう帰るのだが、半日くらい時間がある。前回台北は一通り巡っているので、特に行くところはないが、その時にはなかった世界一のビルに行くことにする。今回間違えてガイドブックに歩き方を買ってしまったのだが、驚くべき事にそのビルは載っていない。4年もたっているというのに・・・。高速鉄道も台北駅が開業していないし、ガイドブックとしてはあるまじき行為。これで、2008〜9年版というのだからちゃんちゃらおかしい。ということで、個人旅行を買わざるを得なくなった。

ちなみに、なぜ歩き方がこんな事態になっているのかと言えば、元々が海外を歩くバックパッカーの情報誌であり、口コミ雑誌だった。地球の騙され方などと言われたのもそんな時代。うろ覚えだったり、情報が古かったりしたからだ。現在はその財産を引き継ぎながら、出来る限りで情報をアップデートするだけ。ちゃんとした書籍会社の取材ペースに比べれば、追いつけるはずも無し。歩き方以外がある時にはそちらを必ず選択しよう。

台北101

MRTを乗り継いで、市政府駅へ。ここから台北101までは徒歩15分くらい。無料のシャトルバスも出ているようだが、のんびり歩いて行く方がビルがだんだん近づいてくるので楽しい。今日は快晴で、ちょうど逆光で写真にはあまり良くないが、徐々に全貌をあらわしてくる。全長508mの世界一のビルディングだ。ちなみに、電波塔としてカナダのトロントにあるCNタワーが553mで世界一であるが、ビルとしてはこちらが世界一になる。だが、ビルにしても電波塔にしても、現在世界一のビルがドバイに建設中である。

建物左側からまずは5階までエレベータで上がり、そこでチケットを購入する。350元(1,200円)とびっくり価格。日本円の感覚では、3千円といったところか。地元の人にはかなり高額ではなかろうか。今日は月曜日と言うこともあり、そんなに人は並んでいないが、そこそこお客はいるようだ。89階の展望台まで向かうエレベータはこれまた世界一の速さで、101をキーワードに分速1010m(時速60km)とすさまじい速さ。北京語、英語、日本語で一通り挨拶をするだけで到着してしまった。

台北101展望

89階の展望台は379mでビルの高さからすると若干低い感じがする。前回来たときに唯一高いビルだった新光ビルは遙か下の方に見える。一通り見て回ったら、さらに100元(350円)を払って91階の屋外展望台へ。周りに高い建物がないので、屋外は風がびゅーびゅー吹き荒れていた。申し訳程度に、ビルを建てたときのビデオが流れていたくらいで、特に何もなく、外に出られるだけのメリットしかない。

地上に戻ってくると、もう空港に向かわなければいけない時間。台北駅まで戻ってバスで空港へ向かおうかと思っていたが、なんと向かいの建物の前からバスが出ているという。30分に一本のバスがちょうど出るところで、一時間ほどで空港に到着した。

最後に、今更であるが旧札を新札に替えようと、近くの銀行に行ってみると、台湾銀行へ行けと言われる。台湾銀行へ行ったら、特に問題なく新札と交換してくれた。硬貨も含めてたかだか400元だからだろう。エコノミーのチェックインカウンターは大混雑だったので、ビジネスでチェックインを行って、ちょっとだけだが、ラウンジを使うだけの時間も持てた。

最後はかなりの駆け足になってしまったが、なんとか目的の高速鉄道に乗れたし、台湾かもめにも乗ることが出来た。韓国ではまったく気がつかなかったが、台湾の人は非常に優しかった。親日が多い台湾の方が、日本嫌いの韓国よりも楽しめること間違いない。あちらこちらで日本語が普通に使えるのもうれしい。また、ぷらぷらと遊びに来てみたいと思った。


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